【完全ガイド】シュレッダーの捨て方|業務用と家庭用で異なる処分方法と注意点

オフィスや家庭で活躍するシュレッダー。個人情報や機密文書を安全に処理するために欠かせない機器ですが、故障や買い替えの際に「どうやって捨てればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

実は、業務用と家庭用では処分方法が大きく異なります。この記事では、家庭用シュレッダーの正しい捨て方業務用シュレッダーの適切な処分方法を詳しく解説します。

家庭用シュレッダーの捨て方

家庭で使われているもの主な種類として、「電動シュレッダー」や「ハンドシュレッダー」があります。処分方法は以下の通りです。

①自治体の収集を利用する

お住まいの地域により分別区分は異なりますが、家庭ごみとして排出もしくは小型家電回収ボックスに持ち込むことで処分することが可能です。

また、サイズが大きいものは粗大ごみとなる可能性があるため自治体のホームページから確認しましょう。

例えば神奈川県横浜市の場合は以下の通り分別方法が定められています。

  • 手動シュレッダー(プラスチック製)
    ⇒「燃やすごみ」※50cm以上の場合、粗大ごみ
  • 電動シュレッダー(プラスチック製)
    ⇒「燃やすごみ」※50cm以上の場合、粗大ごみ

②買い替え時に引取りを依頼する

家電量販店やホームセンター、販売メーカーなどでは、買い替え時に引取りサービスを行っている場合があります。

例えばコーナンの場合、お買い上げ一点につき、同等品一点無料引取りサービスやアイリスオーヤマ、ケーズデンキ、ヤマダデンキなど小型家電をリサイクルしている場合があるため、購入時に確認すると良いでしょう。

③不用品回収業者を利用する

シュレッダーの他にも捨てたい不用品があるときやご自身で持ち運びができないなどの理由で、引取りサービスを利用できない場合は不用品回収業者のご利用が便利です。

さて、突然ですが「不用品を無料で引き取り」「壊れていても何点でも回収」といった謳い文句で市内を巡回したりチラシを配っている業者を見かけたことはありませんか?

実は、そのような業者は”違法な不用品回収業者”である可能性が高く注意が必要です。

なぜなら家庭から出る廃棄物を回収するには「一般廃棄物処理業許可」と言われる市区町村から許可を受ける必要があるからです。
許可を受けていない業者へ委託することは違法行為にあたります。それだけではなく、無許可業者へ廃棄物を引き渡すと不法投棄や処理されずに埋め立てされたりと法を守った適切な処理が行われない要因となります。

無許可営業の違法業者に騙されないためにも、お住まいの地域でどのようにシュレッダーを処分すればよいのか不用品回収業者を利用する際には、許可を受けた業者であることをしっかりと見極めることが重要です。

当サイト「不用品回収総合相談窓口」では、不用品の回収に対応できる全国の許可業者を掲載しておりさらに「引っ越しが控えているからシュレッダーとソファとマットレスの処分業者を知りたい」というご相談・ご案内が可能なため「違法業者に知らずに頼んでしまわないか不安」という方はお気軽にお問合せフォームまたはお電話からご連絡ください!

④リサイクルショップを利用する

リサイクルショップ(リユースショップ)とは、不用品を買い取り再販売を行うお店のことをいいます。

製造メーカーや製造年数、商品の状態、お店の在庫状況などによりますが、リサイクルショップを利用することの最大のメリットとしては不要なシュレッダーを即日処分できる点、現金化できる点が挙げられるでしょう。

一方でリサイクルショップまで、不要なシュレッダーを持ち込む必要があるため大型のものや重量があり自身で運ぶのが困難な場合は難しいかもしれません。

⑤フリマアプリで売る

フリマアプリには主に「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」といったサービスがあり、個人同士がインターネット上でフリーマーケットのように物の売買をすることができます。

スマートフォン1つで、商品の撮影や出品、価格設定、購入、支払い、発送まで完結する手軽さから利用者数も増加傾向にあります。

リサイクルショップと比べると、自身で価格設定が行えるため未使用や綺麗な状態のものであれば高く売ることができるかもしれません。

発送に伴う梱包や発送手続きの手間、買い手とのやり取りが発生するなど多少手間が発生してしまいますが時間をかけてでも高値で売りたいという方には「フリマアプリ」の利用もお勧めです。

業務用シュレッダーの捨て方

業務用シュレッダーには、小型のものから大型のもの、カードやCD/DVDの裁断に対応しているタイプなど様々な種類があります。
大型で大容量なものになれば、50~80kgの重量があり運び出すのもひと手間かかってしまいます。

業務用シュレッダーは、家庭用シュレッダーと異なり自治体の収集などを利用して処分することができません。
業務用シュレッダーは「産業廃棄物」にあたるため、排出事業者の責任の範囲で適切な処分を行うことが必要となります

①メーカーの引き取りサービスを利用する

サンワダイレクトなど、シュレッダーの買い替え時に古いシュレッダーの引き取りサービスを展開している場合があります。新しいっシュレッダーの開梱・設置作業も同時に行ってくれるため15,000~の費用はかかってしまいますが、手間をかけずにシュレッダーの処分が可能でしょう。

②産業廃棄物処理業者へ依頼する

処分のみの場合や他にも処分したい廃棄物がある場合は、不用品回収(産業廃棄物処理業者)を利用して業務用シュレッダーを処分する方法がオススメです。

産業廃棄物処理業者へ処分を依頼する場合は、その業者が「産業廃棄物処理業許可」を所有していることの確認が大変重要となります。東京都の産業廃棄物処理業者の選び方や口コミ情報は以下の記事を参考にしてください!

「不用品回収総合相談窓口」では、業務用シュレッダーの処分ができる業者様をお住まいの地域・他の排出したい産業廃棄物などからご案内することが可能です。

シュレッダーの処理にかかる費用とは?

家庭用シュレッダーの処理費用(相場)

家庭用シュレッダーの処分費用の相場は、おおよそ「600円前後」の粗大ごみ処理費用料金がかかります。シュレッダーの大きさやお住まいの地域により、処理費用が大きくことなるため注意が必要です。

  • 横浜市:200円
  • 川崎市:300円または600円
  • 大田区:300円
  • 品川区:700円または1,200円

業務用シュレッダーの処理費用(相場)

業務用シュレッダーを処分するのにかかる費用は、シュレッダーの大きさ・重さにより異なりますがおおよそ「10,000円~20,000円前後」かかります。

シュレッダーのおすすめの捨て方!手間をかけない方法はコレ!

ここまで家庭用シュレッダー、業務用シュレッダーに分けて処分方法をご紹介してきました。

自分で運び出すのが面倒な場合や、急いで処分したい場合は、費用はかかっても「不用品回収業者(産業廃棄物処理業者)」に依頼するのが最も手間がかかりません。

不用品回収業者を利用すべきケースとは?

運び出すのが難しいとき

不用品回収業者は、不用品の搬出作業がサービスに含まれている場合が殆どです。そのため、重量のあるシュレッダーを自身で運びだす必要がありません。
2階以上に住んでいるとき・エレベーターがない住居の場合は、不用品回収業者の利用が便利でしょう。

急ぎで処分したいとき

自治体の収集を利用すると、無料または粗大ごみとして600円程度で処分することができます。しかし、不燃ごみ等は週1~2週に1度、粗大ごみ扱いの場合は月2回が収集日となってしまうでしょう。
急な転勤や引っ越し、今すぐ不用品を処分したいときには自治体の収集では間に合わないかもしれません。そんな時は、回収日時の指定ができる不用品回収業者のご利用が便利です。

最短即日30分で対応可能な業者から、見積りと回収をその日のうちに一括で出来る業者、深夜・早朝に対応できる業者などサービスは様々です。

他にも不用品があるとき

シュレッダーの他にも、大きなマットレスやソファ、食器棚などはありませんか?不用品回収業者を利用すると、不用品をまとめてサクッと処分することができます。

業者の中には、詰め放題やパック料金制である所もあるので何点も不用品があるときには利用を検討してみても良いでしょう。

不用品回収業者・産業廃棄物処理業者を簡単に見つけるコツ

不用品回収総合相談窓口のキャプチャ

不用品回収業者や産業廃棄物処理業者といっても、業者により行っているサービスや所有許可、金額なども様々で業者数も多いです。

「どの業者へ頼めばいいか分からない」「業者が多すぎて選びきれない」「買取対応もしている業者を知りたい」というお悩みがありましたらお気軽に”不用品回収総合相談窓口”までお問合せください!

また、不用品回収総合相談窓口では各業者をサービス内容や所有許可、対応エリアなどから絞り込んで検索することも可能です。

お見積り・ご相談は無料です0120-538-539受付時間 平日9:00-17:00

メールでお問い合わせ 24時間受付中

シュレッダーの処分方法のよくある質問

シュレッダーにかけた紙は何ゴミになりますか?

シュレッダーにかけた紙は、お住まいの地域により分別ルールが異なりますが、多くの場合「燃えるゴミ」もしくは「資源(その他の紙)」や「古紙」として捨てることが可能です。

事業者から出るシュレッダーにかけたごみは、「事業系一般廃棄物」として処理することが一般的です。

シュレッダーを無料で処分する方法はありますか?

家庭で使用していたシュレッダーの場合、自治体の収集や小型家電回収ボックスでの回収を利用することで無料で処分することができるでしょう。しかし、事業所で使用していた場合は自治体の収集は利用できないため不用品回収業者の買取対応を利用し処分費用を相殺するか、買い替えによる無料引取りサービスを活用することで費用をかけずに処分することができるでしょう。

シュレッダーの捨て方のまとめ

本記事では、シュレッダーの捨て方完全ガイドとして、業務用・家庭用に分けて詳細に解説してきました。

家庭用のものは、自治体の収集や小型家電回収ボックス、粗大ごみとして処分しましょう。業務用の場合、産業廃棄物処理業許可を所有する業者へ委託し適切に処分を行いましょう。

シュレッダーや不用品の処分にお困りごと・ご相談がありましたら、お気軽に「不用品回収総合相談窓口」までご連絡ください。

この記事を書いた人

長野
長野ライター
廃棄物処理業界に携わって20年以上。これまでに3,000件を超える現場対応・相談実績を持つ。
不用品回収・粗大ごみ・産業廃棄物処理に精通し、現場対応から法令まで幅広く理解しており、現在は、各種許可を保有する信頼性の高い業者を紹介するマッチングサイト「不用品回収総合相談窓口」の代表として活動。適正な回収サービスの普及と、業界の健全化を目指して運営を行っている。

ライターとしては、これまで不用品回収・産業廃棄物・粗大ごみ関連の専門記事を100本以上執筆。実務経験をもとに、正確かつ実用性の高い情報発信を心がけている。