川崎市 充電式電池の捨て方【最新情報】

充電式電池とは
充電式電池とは、モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホン、スマートフォン、コードレス掃除機などに使用されている充電して繰り返し使える電池のことです。
乾電池のように使い捨てではなく、繰り返し使えるためゴミの削減やコストパフォーマンスが高いというメリットがあります。
しかし、近年は充電式電池を使用する製品が急増しており、処分方法に関する課題も増えています。
川崎市をはじめ、多くの自治体では収集制度が整っておらずJBRC回収協力店や地域管轄の生活環境事業所へ持ち込む以外に処分方法がありません。さらに、JBRC回収協力店では以下のような制限があります。
- 不明なメーカーや海外メーカー製品
- リサイクルマークがついていない製品
- 破損・膨張している電池
これらは回収不可となるため、便利である一方で「どう処分すればいいのか」と悩むケースが多いのです。
- 使用製品の持ち運び時に発火・爆発する事故
- 回収作業や清掃工場での発火・爆発事故
こうしたリスクから適切な方法で処分することがますます重要になっています。
川崎市の充電式電池の処分方法
令和7年4月15日、環境省は「リチウム蓄電池等の適正処理に関する方針と対策について」を通知し、全国の市区町村にリチウムイオン電池を廃棄物として回収するよう求めました。(引用元:環境省)
この方針を受け、川崎市では令和7年11月から充電式電池の出し方が変更されます。本記事では、対象となる製品・対象外製品・新しい捨て方の手順・注意点を分かりやすく解説します。
この記事を読んでわかること
- 川崎市の充電式電池の処分方法
- 令和7年11月からの捨て方や充電式電池の対象品目
目次
令和7年11月からの「充電式電池」の捨て方
月2回の「小物金属」の収集日に出します。開始日は令和7年11月からなので、必ず収集日カレンダーを確認してください。
収集に出すときの手順
①:絶縁処理をする
②:透明な袋に入れて、「充電池」「モバイルバッテリー」「リチウム」などと記載した紙を貼り資源物集積所へ出しましょう。
※一番長い辺が30cm以上の製品は「粗大ごみ」扱いとなり、有料・事前申込制で処分してください。
ただし、JBRC回収対象製品の場合は、JBRC回収協力店または生活環境事業所で無料回収が可能です。詳細は川崎市公式サイトやJBRCの案内をご確認ください。

絶縁処理の方法 絶縁処理のやり方
充電式電池を捨てる際は、端子などの通電部分を必ず絶縁処理してください。
端子などの通電部分をセロテープ、ビニールテープやガムテープ、絶縁テープなどでしっかりと覆い、露出しないようにしましょう。
紙製テープは収集時にはがれやすいため、使用をさけるとよいでしょう。

膨張・変形している充電式電池の捨て方
他の充電式電池製品と分け透明な袋に入れましょう。そして、「リチウム膨張」「リチウム変形」とわかるように貼り紙をしましょう。
充電式電池として出せるもの
川崎市で収集対象となる製品は、家庭で使用した充電式電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池)となります。
電池が本体から取り外せない製品も対象ですが、無理に外そうとすると発煙や発火の原因となり危険です。必ず取り外さず、そのまま出してください。
- モバイルバッテリー
- 電動自転車のバッテリー
- ハンディファン
- ワイヤレスイヤホン
- 電子タバコ(加熱式たばこ)
- 電動歯ブラシ
- 電動シェーバー
- コードレスイヤホン
- タブレット
- ゲーム機
- 音楽プレーヤー
- ワイヤレスイヤホン
- ゲームコントローラー
- カメラ・ビデオ
- ロボット掃除機
- スマートウォッチ
充電式電池として出せないもの・対象対象外品目
- 事業活動で使用したもの
- 自動車用バッテリー
- パソコン本体
- ポータブル電源
- ナンバープレート付きの電動キックボード及びバッテリー
小物金属の出し方
◎対象品目
対象品目の場合でも30cm以上の場合は、粗大ごみとして処分する必要があります。しかし、かさ・針金ハンガーは30cm以上であっても小物金属扱いとなります。
- 調理器具類(やかん、おたま、フライパン、なべ、ボウル、スプーン)
- 包丁やはさみなどの刃物
- 電気器具類(ドライヤー、トースター、電話機、剃刀、アイロン)
- ラジオ、懐中電灯、電気スタンド
- かさ、時計、ハンガー、金づち
◎小物金属の捨て方
袋にいれずそのままの状態で、資源物集積所へ収集日当日の朝8時までに出しましょう。散乱しやすいものは紐またはテープなどで縛りましょう。釘やねじなど小さいものは透明な袋にいれてください。
◎川崎市の家庭ごみの収集日
小物金属の収集は月2回です。収集日はお住まいの地域により異なるため川崎市ウェブサイトを確認しましょう。
JBRC回収協力店、生活環境事業所へ持ち込む
令和7年11月以降もこれまでと同様に、取り外したリチウムイオン電池・モバイルバッテリー本体はJBRC回収協力店と地域管轄の生活環境事業所で回収が可能です。
◎回収できないもの
- メーカー不明なもの
- リサイクルマークのついていないもの
- 破損・膨張しているもの
◎回収できないものの処分方法
回収先のない小型充電式電池は以下の生活環境事業所で回収しているので、お住まいの地域の回収場所へ直接持ち込みしてください。
| 生活環境事業所 | |||
|---|---|---|---|
| 地域 | 施設名 | 住所 | 受付時間 |
| 川崎区 | 川崎生活環境事業所 | 〒210-0826 川崎区塩浜4-11-9 | 月~土 午前8時~午後4時45分まで |
| 幸区・中原区 | 中原生活環境事業所 | 〒211-0012 中原区中丸子155-1 | |
| 宮前区・高津区 | 宮前生活環境事業所 | 〒216-0033 宮前区宮崎172 | |
| 多摩区・麻生区 | 多摩生活環境事業所 | 〒214-0032 多摩区枡形1-14-1 | |
川崎市の充電式電池の処分に関するよくある質問
-
川崎市では事業活動で使用した充電式電池製品の回収はしていますか?
-
いいえ。
事業活動により発生した充電式電池は、川崎市では収集していないため必要な許可を持った廃棄物処理業者へ処分を依頼してください。
-
川崎市では事業活動で使用した充電式電池製品の回収はしていますか?
-
いいえ。
事業活動により発生した充電式電池は、川崎市では収集していないため必要な許可を持った廃棄物処理業者へ処分を依頼してください。
-
ナンバープレート付きの電動キックボード本体及びバッテリーの捨て方は?
-
川崎市では収集していないため、販売店舗やメーカーへ問い合わせを行いましょう。
川崎市の充電式電池の処分のまとめ
ここまで神奈川県川崎市で充電式電池を捨てるときの方法についてまとめてきました。令和7年11月から開始される新ルールを把握して適切な処分を行いましょう。
- 充電式電池は「小物金属」の収集日に出せるように令和7年11月から変更される
- これまでと変わらずJBRC回収協力店、生活環境事業所での回収も可能
また、事業者の方や大量の小型充電式電池の処分、他の不用品を含めた処分方法をお探しの方は一度『不用品回収総合相談窓口』に相談してみませんか?
当サイトは、許可業者のマッチングサイトとして許可をもつ業者のみを掲載しておりお客様のご要望から最適な処理業者のご案内が可能です。ご相談やお問合せはお電話(0120-538-539)またはお問合せフォームよりお気軽にご連絡ください。

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廃棄物処理業界に携わって20年以上。これまでに3,000件を超える現場対応・相談実績を持つ。
不用品回収・粗大ごみ・産業廃棄物処理に精通し、現場対応から法令まで幅広く理解しており、現在は、各種許可を保有する信頼性の高い業者を紹介するマッチングサイト「不用品回収総合相談窓口」の代表として活動。適正な回収サービスの普及と、業界の健全化を目指して運営を行っている。
ライターとしては、これまで不用品回収・産業廃棄物・粗大ごみ関連の専門記事を100本以上執筆。実務経験をもとに、正確かつ実用性の高い情報発信を心がけている。
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