令和8年2月開始|奥州市で膨張・破損した小型充電式電池も回収対象に

奥州市では、モバイルバッテリーなどの小型充電式電池が原因となるゴミ収集車や処理施設での発火事故が全国で相次いでいることを受け、不要になった電池の回収を行ってきました。

しかし、いざ捨てようとした際に、 「リサイクルマークがないから受け取れません」 「膨らんでいるものは回収できません」 ……と、断られた経験はありませんか?

これまで奥州市では、JBRC会員企業以外の製品や、膨張・破損しているものは「回収対象外」とされてきました。しかし、「捨てたいのに捨て場所がない」という状況は、単に不便なだけでなく、家庭内に発火のリスクを抱え続けるという不安も伴います。

こうした市民の皆様からの切実な声を受け、ついに令和8年2月2日(月)から、膨張・破損しているものも含めた回収体制へと変更されることになりました。

本コラムでは、新しくなった回収品目や分別・出し方のポイントなど、役立つ情報を分かりやすくまとめています。奥州市にお住まいの皆様、ぜひ本コラムを参考に、2月から始まる新しいルールを確認しましょう。

令和8年2月以降の変更点|収集対象に加わるもの

令和8年2月2日(月曜日)以降、これまで回収していたものに加えて以下のものについても回収が開始となります。

  • JBRC会員企業外製のもの(リサイクルマークのないもの)
  • 膨張しているもの・破損しているもの
  • ラミネートタイプの電池

小型充電式電池について知ろう

小型充電式電池とは、充電して繰り返し使用できる小型の電池のことで、一般的な使い切り乾電池とは異なりリチウムイオン電池・ニッケル水素電池・ニカド電池などがあります。

これらの電池には、ニッケル・カドミウム・コバルトなどの希少金属が含まれており、「資源有効利用促進法」により指定再資源化製品に定められています。そのため、適切な回収・リサイクルが義務付けられています。

小型充電式電池が使用されている製品とは

以前から回収対象である小型充電式電池ですが、どのようなものが挙げられるでしょうか。今一度確認してみましょう。

  • モバイルバッテリー
  • ハンディーファン
  • 電動自転車バッテリー
  • 電動歯ブラシ
  • ゲーム機
  • スマートフォン・タブレット・ワイヤレスイヤホン
  • 加熱式たばこ

小型充電式電池の出し方

回収場所

小型充電式電池は、以下の回収拠点にて回収しています。

場所住所回収窓口受付時間
奥州市役所 本庁奥州市水沢大手町一丁目1番地生活環境課8:30~17:15
江刺総合支所奥州市江刺大通り1番8号地域支援グループ8:30~17:15
前沢総合支所奥州市前沢字七日町裏71地域支援グループ8:30~17:15
胆沢総合支所奥州市胆沢南都田字加賀谷地270地域支援グループ8:30~17:15
衣川総合支所奥州市衣川古戸64番地4地域支援グループ8:30~17:15

分別方法

排出する際は、リサイクルマークの有無でリサイクルボックスと回収缶で分別して出しましょう。

  • JBRC会員企業製:従来の黄色のリサイクルボックス
  • JBRC会員企業製以外:銀色の回収缶

なお、令和8年2月2日から回収が始まる膨張・破損した小型充電式電池に関しては、窓口での回収となりますので注意してください。

絶縁処理のやり方・方法を解説

絶縁テープ・ガムテープ・ビニールテープなどで端子部分(金属部分)をきちんと覆いましょう。

通電部分が露出しないかつリサイクルマークが確認できるように覆うことが重要です。

よくある質問

乾電池の捨て方を教えてください。

電極にテープを貼り絶縁した後、市役所本庁や各総合支所に設置してあるボックスへ出しましょう。

小型充電式電池(リチウムイオン電池)が膨張するのはなぜですか。

モバイルバッテリーなど小型充電式電池が膨張する原因として、劣化による化学反応で内部にガスが発生することが挙げられます。
また、過充電や過放電・物理的衝撃などが劣化を早める原因となります。膨らんだり変形したものは、爆発や火災の恐れがあるため直ぐに使用をやめましょう。

まとめ

本コラムでは、岩手県奥州市で令和8年2月から膨張・破損した小型充電式電池も回収対象となることを受け、小型充電式電池に関するお役立ち情報をまとめてきました。

近年、小型充電式電池を使用した製品は、ごみ収集時だけでなく電車や飛行機内など日常生活のさまざまな場面で、思わぬ火災の原因となるケースが報告されています。

便利な一方で「膨らんでいるがどう捨てたらいいか分からずそのままになっている」「壊れてたモバイルバッテリーが自宅に溜まっている」といった状況も少なくありません。

小型充電式電池を適切な方法で処分することは、有効な資源の再利用につながるだけでなく、発火などの事故リスクを低減することにもつながります。奥州市にお住まいの方は、令和8年2月からの分別方法を事前に確認し、正しい処分を心がけましょう。

なお、奥州市内の事業活動に伴って排出された小型充電式電池は、市の回収対象外となります。
事業者の方は、岩手県から産業廃棄物処理業の許可を受けた業者へ処理を委託し、適正に処分するようにしましょう。

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この記事を書いた人

長野
長野ライター
廃棄物処理業界に携わって20年以上。これまでに3,000件を超える現場対応・相談実績を持つ。
不用品回収・粗大ごみ・産業廃棄物処理に精通し、現場対応から法令まで幅広く理解しており、現在は、各種許可を保有する信頼性の高い業者を紹介するマッチングサイト「不用品回収総合相談窓口」の代表として活動。適正な回収サービスの普及と、業界の健全化を目指して運営を行っている。

ライターとしては、これまで不用品回収・産業廃棄物・粗大ごみ関連の専門記事を100本以上執筆。実務経験をもとに、正確かつ実用性の高い情報発信を心がけている。