捨て方を間違うと危険?横浜市のボタン電池の正しい処分方法

普段何気なく使っている製品に使われている「ボタン電池」。とても便利な一方で、いざ捨てるとなると「何ごみで出せばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、横浜市でのボタン電池の正しい捨て方について詳しく解説します。
さらに、2025年12月から変更される新しい処分ルールについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • ボタン電池の適切な処分が必要な理由
  • ボタン電池の処分方法
  • 令和7年12月からのボタン電池の処分方法【新ルールの変更点】

横浜市でボタン電池を正しく捨てるための基礎知識

なぜボタン電池やバッテリーの適切な処分が重要なのか

①火災のリスクをなくすため

ボタン電池やリチウムイオンバッテリーは、金属端子が他の金属と接触することで発熱・発火する可能性があります。実際に、ゴミ収集車や処理施設での火災事故の多くが、電池の混入によるものと報告されています。
適切に処分することで、こうした事故を未然に防ぐことができます。

ボタン電池による火災の事例

大阪府吹田市でホームセンター「コーナン千里山田店」がほぼ全焼する火災が発生。出火原因は「使用済のボタン電池からの発火」で電極同士の接触・過充電となったことが原因。(出典:ITmediaNews)

②資源の有効活用のため

ボタン電池には水銀、鉄、亜鉛化化合物などの有用資源が含まれており、リサイクルによって再利用が可能です。
適切な回収と処理を行うことで、限りある資源の有効活用や環境保護にもつながります。

ボタン電池とは?コイン電池との違い

ボタン電池とは、小さなボタンのような形状をした電池のことで、主に酸化銀電池、アルカリボタン電池、リチウムコイン電池、空気電池などの種類があります。

ワイシャツのボタンほどの大きさで厚みがあるのが特徴で、電子体温計や補聴器などの小型電子機器に使用されます。一方、コイン電池は、一円玉ほどの直径で薄型の形状をしており、車のリモコンキーや電卓などに使われることが多い電池です。

横浜市におけるボタン電池の捨て方

ボタン電池は一般社団法人電池工業会(外部サイト)が設置しているボタン電池回収缶に持ち込み処分しましょう。
他の乾電池やコイン電池のように使用済乾電池として収集に出すことはできません。

ボタン電池回収協力店(設定場所の検索:家電量販店やスーパーマーケットなど

2025年12月からの新ルールとは?

何処が変わるの?変更点を確認しよう

令和7年12月1日より現在収集対象の「乾電池」の分類に、モバイルバッテリーやリチウムイオン電池・コイン電池・ボタン電池を加えて新たに「電池類」として収集を始めることとなりました。

電池類として出せるもの

  • 小型充電式電池(モバイルバッテリー・電動自電車のバッテリーなど)
  • 乾電池
  • コイン電池
  • ボタン電池

電池類として出せないもの

一番長い辺が金属製品で30cm以上のもの・それ以外で50cm以上のものは「粗大ごみ」として処分し、それ以外は資源循環局収集事務所へ持ち込みましょう。

  • 膨張したり破損したバッテリー
  • ポータブル電源
  • 自動車・オートバイ用のバッテリー

電池類のゴミの出し方

週2回の電池類(※燃やすごみの日)に「電池類」として1つの袋に入れて出しましょう。バッテリーの取り外しが難しいハンディファンや携帯ゲーム機などの小型家電は、別の袋に入れて出しましょう。

絶縁処理のやり方

  • 電池を可能な限り使い切る
  • 端子部分をテープで完全に覆う

横浜市のボタン電池の捨て方に関するよくある質問

2025年12月から何が変わるの?

これまで「乾電池」のみに限られていた収集対象に、モバイルバッテリー・電動自転車のバッテリーなどの充電して繰り返し使用できる小型充電式電池、コイン電池、ボタン電池が加わり、新しい区分「電池類」として収集されます。これにより、「小型充電式電池」「乾電池」「コイン電池」「ボタン電池」を週2回の「燃やすごみの日」にだすことができます。

使用済み乾電池の対象物は?

マンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウム一次電池、ニッケル系一次電池、コイン電池(形式記号CRまたはBR)が当てはまります。

絶縁処理の方法を教えてください。

セロハンテープ、ビニールテープ、絶縁テープなどを使用し電池の端子部分にテープを貼りましょう。これにより他の金属や電池と触れてショートし発熱・発火・破裂などの事故が起きる可能性を下げることが可能です。

横浜市のボタン電池の捨て方のまとめ

ここまで本記事では、神奈川県横浜市におけるボタン電池の捨て方についてご紹介いたしました。
ボタン電池による火災事故を起こさないためにも、正しい方法で絶縁処理を行い収集または回収に出しリサイクルを行いましょう。

  • 小型充電式家電・ボタン電池・コイン電池は12月より「電池類」として収集がスタート
  • ボタン電池を処分する際は、電極にテープを貼り絶縁処理をする

また、横浜市の事業者の方や大量にボタン電池やリチウムイオン電池を含む不用品処分を検討している方は一度『不用品回収総合相談窓口』へ相談してみませんか?
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この記事を書いた人

長野
長野ライター
廃棄物処理業界に携わって20年以上。これまでに3,000件を超える現場対応・相談実績を持つ。
不用品回収・粗大ごみ・産業廃棄物処理に精通し、現場対応から法令まで幅広く理解しており、現在は、各種許可を保有する信頼性の高い業者を紹介するマッチングサイト「不用品回収総合相談窓口」の代表として活動。適正な回収サービスの普及と、業界の健全化を目指して運営を行っている。

ライターとしては、これまで不用品回収・産業廃棄物・粗大ごみ関連の専門記事を100本以上執筆。実務経験をもとに、正確かつ実用性の高い情報発信を心がけている。