1立米とは?産業廃棄物の積載量・運搬の注意点

産業廃棄物の処理や運搬を依頼する際、「1立米(りゅうべい)」という単位をよく耳にします。しかし、実際にどれくらいの量なのか、どのサイズのトラックで運べるのか、イメージしづらい方も多いのではないでしょうか。この記事では、1立米とは?㎥の求め方・出し方は?コンクリートの1立米はどれくらい?という疑問点を含めて解説していきます。

一立米とは?

「1立米(りゅうべい)」とは、1立方メートル(m³)のことを指し縦・横・高さがそれぞれ1メートルの立方体の体積を指します。

この単位は、建築・土木・廃棄物処理・物流などの現場で広く使われており、現場では略して「リューベ」と呼ばれることもあります。廃棄物処理の分野では、収集・運搬量や処分量の目安として「○○立米」と表記されることが多く、契約書やマニュフェストにも頻繁に登場する重要な単位です。

1立米は何平米?

㎥(リュウベイ)を㎡(ヘイベイ)に変換するには以下の計算式を使用します。

面積(タテ×ヨコ)= 体積(タテ×ヨコ×高さ)÷高さ

1立米の計算方法

1立米(㎥)を求めるには以下の計算式を使用します。

立米数=幅(m)×奥行き(m)×高さ(m)

例えば、「幅1.5m×奥行2m×高さ1m=3㎥(立米)」となります。

1立米は何リットル?

1 立米(m³)・1立方メートル = 1,000リットル = 1キロリットル

砂利・砕石の1立米の重さは?

砂利や砕石は種類によって異なりますが、一般的に「1立米あたり約1700kg」の重さとされています。

砂利や砕石の体積(立米数)求めるには、計算方法は以下となります。

立米数=縦(m)×横(m)×厚み(m)

一立米の水は何トン?

一辺の長さが1mの箱に一杯の水を入れると、1㎥量の水となり重さで表すと1tとなります。

1立米の水=1,000リットル=1,000kg=1トン

1立米のコンクリート

1㎥のコンクリートの重さは約2.3~2.4トンです。
コンクリートの体積は以下の計算式で求められます。

立米数(㎥)=縦×横×高さ

トラックの積載量の目安

  • 軽トラック:2~2.5㎥
  • 2トントラック:3~4㎥
  • 4トントラック:8㎥

※積載量はあくまで体積の目安です。重量制限に注意が必要です。例えば、コンクリートや金属くずなど比重の高い廃棄物は、見た目の量が少なくても積載オーバーになる場合があります。

ただし、注意すべきは重量制限です。廃棄物の種類によって比重が異なるため、見た目の量だけで判断すると積載オーバーになる場合があります。

よくある質問とその回答

1㎥の読み方は?

㎥は立法メートルの総称で「りゅうべい」と読みます。

リューベとは?

立方メートル(㎥)を現場風・話し言葉で呼ぶと「リューベ」といいます。

1立米はどれくらいの重さになりますか?

廃棄物の種類により異なります。例えば、水なら約1トンですが木材やプラスチックなどは数百kg程度です。

軽トラックで何立米まで運べますか?

軽トラックの積載目安は約2~2.5㎥です。

まとめ

「1立米」という単位は、産業廃棄物の収集・運搬においてよく使用されている単位です。また、廃棄物の処理方法や業者の選定にお困りの方は「不用品回収総合相談窓口」までお気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

長野
長野ライター
廃棄物処理業界に携わって20年以上。これまでに3,000件を超える現場対応・相談実績を持つ。
不用品回収・粗大ごみ・産業廃棄物処理に精通し、現場対応から法令まで幅広く理解しており、現在は、各種許可を保有する信頼性の高い業者を紹介するマッチングサイト「不用品回収総合相談窓口」の代表として活動。適正な回収サービスの普及と、業界の健全化を目指して運営を行っている。

ライターとしては、これまで不用品回収・産業廃棄物・粗大ごみ関連の専門記事を100本以上執筆。実務経験をもとに、正確かつ実用性の高い情報発信を心がけている。